コラム
睡眠不足はたるみの原因になるの?
2016年4月25日更新
改善したい顔やからだのたるみ……。
たるむ原因は様々ですが、実は「睡眠不足」もそのひとつだと知っていましたか?
乾燥や老化、筋力不足なら話は解るのですが、「睡眠不足」は少し意外ですよね。
ではどういうメカニズムで睡眠とたるみが関係するのでしょうか。
これから紐解いていってみたいと思います。
睡眠時の成長ホルモンとは……?
成長ホルモンという名前を耳にしたことはあるでしょうか?
睡眠は、この成長ホルモンと密接な繋がりがあります。
成長ホルモンにはどんな役割があるのかというと、名前の通り成長を促すこと以外にも、実は様々な働きをしています。
- 疲労を回復させる
- 免疫力の向上
- 脂肪燃焼
- 細胞の修復&機能回復
成長ホルモンは、脳や細胞の疲労を取り、細胞の機能を正常化させ、その際に脂肪を分解してエネルギーとして使います。
これだけ並べただけで、成長ホルモンがいかに大事な役割を担っているかがわかりますね。
睡眠不足になると、この成長ホルモンの量が不足します。
それにより、上記の働きが薄れ、ターンオーバーの乱れ・血行不良によるむくみやくすみ・たるみやシワ、基礎代謝の低下……などなど。
様々な肌トラブルを引き起こして肌を老化させ、また、太りやすい身体やたるんだボディラインをつくる原因にもなるのです。
睡眠不足により、老化や基礎代謝の低下がすすむことはあっても、プラスになることはひとつもありません。
百害あって一利なしと心に留めておきましょう。
良質の睡眠をとるには……

では、成長ホルモンの分泌を促すにはどうしたらよいのでしょうか。
答えは、良質の睡眠をとることです。特に眠ってから約3時間ほどが重要といいます。
つまり、この時間にスッと深い眠りについておかなければなりません。
そのためには、まずは寝る前にスマートフォンやパソコンなどの強い光を浴びないこと。
リラックスすることで、身体や脳を自然と眠るモードへ移行させます。
そして、眠る前は食事をしないこと。
寝る直前に何か食べてしまうと、眠りについても消化器官は働き続けることになります。
これでは良質の睡眠とはいえません。
ストレスを溜めないこと。
できれば、その日のストレスはその日のうちに解消してから眠りたいものですね。
日中に軽く身体を動かしておくのも良いでしょう。
とにかくリラックスをして、すうっと眠ることが成長ホルモンの分泌に繋がるのです。
それ以外にも、成長ホルモンの元となるたんぱく質を不足させないことも気をつけましょう。ダイエット中などは要注意ですね。
良質の睡眠でつや肌美人になろう
以上のことから、美肌&ダイエットと良質の睡眠は切っても切れない仲であることが解りましたね。
良い睡眠によりお肌の調子が整うと、血行が促進されてむくみやくすみが取れ、バリア機能も高まりますから、顔も明るくすっきりすることでしょう。
また、脂肪を燃焼させやすくしてくれますから、ダイエットをする際にも良い睡眠をとることは重要です。
美容の鍵は睡眠にあり!
美しい肌とすっきりボディのためにも、快適な睡眠をとってくださいね。